僕の引っ越し ~黎明編~

   

更新のタイミングで部屋を追い出される事が決まった。そういえばそういう契約だったなと、二年前に思いを馳せた。

 

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大抵の物件は更新料を払って継続可能なのだが、僕の部屋は2年で完全に終わりという契約だった。

敷1礼0の分譲賃貸、都心で駅徒歩2分、なんなら会社まで徒歩で行ける、高さ10Fの1K角部屋、キレイ、家賃68000円。2年でもここがいい!とか思って契約した気がする。引っ越してすぐにエレベーターがリニューアル工事で2ヶ月くらい使えなかった時は毎日後悔し続けて2キロも痩せたが、結果的にすごくいい物件だった。試しに更新できないか聞いたところ、貸主が戻ってきて住むらしいのでダメだった。

また引っ越しなんてダルい。前に一度引っ越しをした時「こんな思いをするなら一生引っ越しなんてしなくていい」と感じたものだ。なんで2年契約満期の部屋を選んでしまったんだろう。そして新しい部屋を探すのはダルい。お金もかかる。もう一旦、千葉の実家に戻ろうと思った

 

会社で休憩中、おにぎりを雑に摂取しながらPCで引っ越し会社を調べていた。主婦の近藤さん、部下の浜田も何故か一緒に僕のPCを見ていた。近藤さんは引っ越しをしたことが無いらしく、「へーこうなっているんだー」なんて楽しそうに見ていた。浜田は「自分、トラック免許ありますよ」とか言ってて意味がわからなかった。

見積もりサイトを見ていたのだが、色んな引越し業者が有り、正直どれにしていいのかわからない。どこか安いとこないかなーと沢山のホームページを見ていたのですが、ある一文をよく目にしました

 

「無料段ボール20枚まで!!」

「早期予約特典! 無料段ボール有り!」

 

これはよくあるサービスで、うちで引っ越しをするなら20枚事前に無料で段ボール届けますよ!という意味だ。段ボールはホームセンターなどで買うと1枚300円くらいするし結構重い。荷物がそこそこある人には嬉しい特典だ

 

そのページを見て、近藤さんが尋ねてきた

 

「ねえ、無料段ボールって何?」

 

ああ、これは特典で――と説明しようとしたところ、浜田が笑いながらカットインしてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

「知らないんですか? 紙で出来た、丈夫な箱ですよ」

 

 

 

 

 

それは段ボールの説明だろ。近藤さんをなめすぎだろ

 

 

続く

 

浜田と商談に行った時の記事がこちら

おしゃれラウンジ事件

 

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 - 日記