テキストでいく

夢を自力で正夢にする(フミナーズ閉鎖に伴う転載)

2019/12/03
 
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僕の記事を載せていただいていた、フミナーズ(https://fuminners.jp/)というサイトが先日、閉鎖いたしました。(リンク先は何もありません)

様々なメディアが産まれては消えていってますが、フミナーズはマジでいいメディアだったので閉鎖→全記事削除はめちゃくちゃに残念でした。ここでの経験が今の立場に死ぬほど活きている。

編集をご担当くださった方から、転載を認めるのでよろしければブログに……とお声がけいただきまして、自分のブログに転載することにしました。

フミナーズという、多くの読者と、ライターたちに愛されたサイトがあったよってことだけこの冒頭に記しておきます。

 

↓以下、一年前にフミナーズへ書いた記事の転載↓

 

 

夢を自力で正夢にする

 

「正夢」を見たことありますか?

 

夢で見たものがそのまま現実に起こるという正夢。未来を視る能力のような神秘的な現象。極めれば常に未来が見えているようなもの。

僕は一度も見たことがない。

夢を見るのは好きなので夢日記もつけているのだが、その日記の内容が現実に起きたことは無い。

 

マキヤ@TwisterMakiya

「仮に辛いことがあっても、あの時石原さとみとご一緒した思い出だけで強く生きていけるな」ってさっきまで思ってたんだけど考えたら何も石原さとみとご一緒したことなかった。見たことすらない。記憶が捏造されてた。俺の中で捏造されてた。怖っ。たまにいるヤバい人ってこうやって生まれるんだな。

17人がこの話題について話しています

これは少し前の自分のツイートなのだが、夢日記には何度も登場している女優にも、現実には会ったこともない。夢の中でなら2回くらい一緒に卓球とかしているんだけど。

正夢って、本当にあるんだろうか。
夢で見たことが、リアルに起こり得るんだろうか。

27年生きてきて一度もそんな経験がないので、今後起きる可能性も薄い。

じゃあ、起こしてみよう。

 

夢を自力で、正夢にしてみよう!

 

まず夢を見る

 

夢日記をつける一番のメリットは、夢を見る(覚えている)確率が上がることだ。
どういう仕組みかは知らないが、夢日記を付けてから格段に夢を見ることが多くなった。

訓練すれば夢をコントロール出来るなんて話も聞くが、そこまで極められる気配は全く無い。夢はいつも自由に僕を翻弄する。でも、そっちの方が楽しい気もする。

しかし、今回はいつもの僕とは違う。今日見た夢が正夢になるんだ! 少しワクワクしながら眠りに就く。今夜ほどいい夢が見れますようにと思った日はない。

おやすみなさい……Zzz……

 

 

そして夢を見た。

夢のイメージとしてフリー素材を使ったら宗教みたいな画像になった。現実と夢を繋ぐトンネルみたいでいいかなって。

夢なので内容はグチャグチャだけれど、書き記す。

 

(夢の内容)

公園で絵を描いていて、皿の絵を描いたらアロハシャツの男に褒められ「皿の絵を描いたから」という理由で皿洗いをさせられた。

報酬に1000円を貰ったが、外で奇声をあげる白い男に奪われる。

その後、家で気づいたら自分は女の子になっていた。仕事に行かなければならないのでスーツで歩き、チョコボールを買ったら銀のエンゼルが出た。職場までは、念じたらそこまで行けた。

ヤンキーみたいなのが近づいて来たが、一撃で倒せた。そしてビルから落ちたところで目が覚めた。

わけがわからないし、動機づけも伏線もない。
でも夢だから。
夢ってそういうものじゃないですか。

 

正夢 実践編

そして今日、この夢の内容が現実となる。

夢を実現させるには人とモノ、どちらも必要だ。
夢に出てきたものを買い揃え、友人たちに連絡を飛ばしまくった。
まずは撮影者が必要だ。夢を記録する人が。

 

持つべきは友である。
特に要件を伝えず「暇?」と聞くのはあまり褒められた行為では無いのだが、「今日見た夢を今から実現させたい」ってちゃんと説明出来る自信が無かったので確保を優先した。

ついでに白い服の人もやってもらおうとしたら不審がられてしまった。

 

 

何も知らされてない男がやってきた。当然だが、まだ何も知らせてない。

ありがとうございます! 今日は頑張りましょう!

何をするんですか?

アロハシャツの男がもうすぐ来るので、来たら説明します!

その前提もわからないんですが。

 

以上のやりとりを経て、僕含む3人のドリームメーカーが集結した。ちなみにここに至るまでに5人くらいに無視されている。来てくれるなんて本当にありがたい。これで前半部分は実現出来るぞ。

 

(夢の前半部分)公園で絵を描いていて、皿の絵を描いたらアロハシャツの男に褒められ「皿の絵を描いたから」という理由で皿洗いをさせられた。

報酬に1000円を貰ったが、外で奇声をあげる白い男に奪われる。

 

……という夢を見たので、これを正夢にしたいんだ。

今聞いてもよくわからなかったんですけど。

とりあえず今からスケッチをするから、褒めてほしい。

????

 

 

まずは普通にスケッチだな……。

 

 

なんですかその絵? それを褒めなきゃいけないんですか?

仕方ないだろ絵なんて描いたことないんだから。

どうして描いた事無いのに絵の夢を……。

とにかく今から皿を描くから! 褒めて俺を連れ出すんだぞ!

出来るかな……。

 

(うわあ……)

ややや!? 素晴らしい絵じゃないか!

(ややや?)

(ややや?)

 

「君、センスあるね〜!!!」

 

え、あなたは誰?

素晴らしい絵だ! ぜひ来てくれ!

は、はい。

 

 

今からこの皿を洗ってくれ、昨日カレーを食べたんだ

どうして僕がそんな事を?

皿の絵を描いただろう?

そっか……わかりました。

 

言われるがままにせっせと皿を洗う。
夢でやった通りだ。手つきも慣れている気がする。まさか洗うのが困難なカレーを食べた後とは思わなかったが、まあ許容の範囲内だろう。

これなんなんですか?

俺もわからないんだよ。

 

洗い終わった。俺は今、夢をそのまま追っている。すごく不思議な気持ちだ。
この写真だけ妙にブレてしまったが、夢だからということでご容赦いただけないだろうか。

できました!

うむ。……あれ? 次なんでしたっけ?

俺は君から1000円を貰うんだ。

1000円? 払うの? 俺が?

そう。皿洗いの報酬で絶対に払う。夢は絶対だから。

なんなんだ。

 

どうぞ。

本当はもうちょい嬉しそうに払ってくれた気がする。

本当って何?

よし、次は外だな。

 

大変の連続

 

まずはこれを渡さないと。

え? なんですかこれ?

着替えるんだ。

え?

 


着替えてもらいました。

 

うん、いいね。だいぶ夢で見たイメージに近い。

絶対に許さないからな。

 

よーし、皿洗いしたら1000円が貰えたぞー。

……。

んっ? 前方から人が……?

 

白い人が走ってくる……!

 

「キエエエエエエ!」

うわあああ!

 

1000円が奪われてしまった。この光景も夢で見たからわかっていたけど防げなかった。なんか迫力あって怖かったからってのもあるけど、行動を夢に寄せてしまったのかもしれない。今回は自力で能動的に全部再現してるけど、もしかしたら通常の正夢って、無意識に行動を夢に寄せるから起きるのでは……?

 

正夢……そういうことなのか……?

1000円返して。

 

夢のつづき

 

さて、後半は家からか。夢って場所が飛び飛びになるよな。

 

(夢の後半部分)

その後、家で気づいたら自分は女の子になっていた。仕事に行かなければいけないのでスーツで歩き、チョコボールを買ったら銀のエンゼルが出た。

職場までは、念じたらそこまで行けた。ヤンキーみたいなのが近づいて来たが、一撃で倒せた。そしてビルから落ちたところで目が覚めた。

 

これ無理では?

いやいける、鏡を見たら女の子になっていればいいんだ。見るぞ。

 

当然だが女の子にはなっていない。

 

どうするんですか?

くっ……間に合ってくれ……!

 

\♪ピンポーン/

 

 

え、本当に誰か来た。

おじゃまします……。

 

よっしゃー! 間に合ったー!!

へ!? どなた?

早くこっちに! このジャケットを着て! 同じポーズを!

え? 何? 本当に何?

 

 

よし、女の子になった。

まじかよ。

 

状況が読めず、思わずカメラ目線になってしまう女の子。

 

こっち見ないで!不自然だから!

いや、状況が飲み込めていないから!

まじで理解できないんで僕たちにも説明してください。

 

ここが本当に鬼門だった。「俺になってほしい」と言っても意味がわからないし、他の人にはねずみ講の勧誘だと勘違いされるなど大変苦しい思いをした。なんとか1人、モデルの女性に来てもらえた。感謝が尽きない。

 

(夢のメモ)

その後、家で気づいたら自分は女の子になっていた。仕事に行かなければいけないのでスーツで歩き、チョコボールを買ったら銀のエンゼルが出た。
職場までは、念じたらそこまで行けた。ヤンキーみたいなのが近づいて来たが、一撃で倒せた。そしてビルから落ちたところで目が覚めた。

 

ということで、今からこの続きを再現したいんだ。

説明を聞いてもよくわからなかった。

さっきからそうなんですよ。

いいから着替えて外へ。

 

僕のスーツに着替えてもらいました。

 

スーツでっか、歩きづらい。

そうか……夢だから普通に過ごせていたけど体格変わるもんな……俺のスーツじゃダメか……。

夢見るとそんな事にも気づけなくなるんですか?

そうなんだよ。それでは、銀のエンゼルを一発で当ててもらいます。

無理では?

確率3~4%くらいじゃなかったっけ(※諸説あり)

普通に一発で当たるよ。だって夢で見たから。

 


ガサゴソ

 


ジャン!!!!!!!!!!!!!!

 


「や、やったー!!!!!」

 

……で、いいですか?

もっと嬉しそうな顔で。

だって。

 

 

これよ?

追加で買いに行くことになるとは思わなかった。


なんか陽が落ちてきましたしね。

ヤバイ、急ごう。夢は全て日中だった。日が暮れてしまうと正夢じゃない、嘘になってしまう。

今さら何を言っているんだ。

いいからいくぞ! 最後はこれだ!!

 

(夢のメモ)

職場までは、念じたらそこまで行けた。

ヤンキーみたいなのが近づいて来たが、一撃で倒せた。

そしてビルから落ちたところで目が覚めた。

 

ゆいさん、この筋書き通りに、俺になりきってくれ!

頑張ります!

最後死んでません?

 

いよいよ、正夢もクライマックス。

 

やべえ! 会社まで行かないといけないのに、時間がないぜ!

 

「むむむ……」

 

ゼァッ!

 


ブアッ

 

スタッ

 

ふう……間に合ったぜ。

俺の口調、普段そんなでした?

小さい女の子が見るアニメみたい。

 

あ、そうだ。山下さん出番です、着替えて。

え、俺……?

 

 

何か薄暗くて、人気の無いところに来ちまったぜ


ゆいさんってフリー素材みたいな顔してるよね


絶対そういうこと言っちゃだめですよ

 

……あ、あれは?

 

 

 

待ちな、お嬢さん。

不良のイメージがだいぶ違う。

 

 

「めちゃくちゃに殴ってやる」

思ってたセリフと違う

くそう……ピンチだぜ……。

ねえ、俺の語尾、普段から「ゼ」だった?。

 

 

夢で見た光景が目の前で巻き起こっている。すごい。こんな既視感、普通は得られない。

この少女が不良を一撃で倒すなんて、俺しか想像つかないはずだ。

 

でも夢は自由で、正夢は絶対だから。

 

いけえええええ!!!!

 

 

 

ドガッ
グラッ
ドサァ

ぐはあ! や、やられた……お前が最強だよ……!

ふう……やってやったぜ!

やった……!
セリフ以外は俺が見た夢だ……!!

良かったですね。

よくこんな夢見れたな。

 

 

さて、後はビルから飛び降りてもらって終わりだな。

嫌だよ。

全然低めのビルとかでいいから!!

すごいこと言ってる。

夢と現実の区別がついてない。

善悪の区別もついてない。

 

もう、目を覚まして。ほら、そこ空中だよ?

へ?

 

 

うわああああああああ!

 

 

あああああああーー!!!!!

 

 

ハァッハァッ……。
夢だったぜ……。

 

終わりに

夢を自力で正夢にするのはものすごく大変だった。それなりにお金もかかった(主にチョコボールとかに)。

しかしながら妙な感動があり、一瞬夢と現実の区別がつかなくなったりもした。不思議な経験だった。

自然に正夢を見ることが出来たら一番良いかもしれないが、もしかしたら、それは少し危険なことなのかもしれない。

 

ちなみに、正夢を見る理由として代表的な考え方に、「脳の誤作動」というものがあるらしい。

例えばテスト前日にテストを受ける夢を見て、翌日、実際のテストで同じような問題が出た時に「あれは正夢だったんだ!」と思い込み、夢の内容を脳のどこかで実践しようとしてしまうのだとか。

「絶対にAだと思うけど、夢ではBを選んでいたからBかな……」という具合だ。

しかもこれは意識的に夢に従って動くならまだしも、無意識に行動してしまうこともあるらしい。僕は今回の企画について、常に能動的に行動していたが、無意識でも同じ動きをしようとする瞬間があった。

それが良い内容だったらいいが、もしケガや事故に関する夢だったら……?

無意識に、ケガに寄せてしまうのかもしれない。

あくまで代表的な説というだけで、絶対正しいというわけでは無い。でも、もし夢と似たシチュエーションが訪れたら、少しだけ気をつけてみてもいいかもしれません。

僕は、スーツの裾がめちゃくちゃになりました。

 

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Comment

  1. あきゃ より:

    久々のブログ更新という文字を見て心が踊った矢先驚きました。インターネットって永遠だと思ってたんですがそうではないんですね。この記事が公開されたときちょうど就活全落ちで病んでたので、笑えるきっかけだったのを思い出しました。なおさら悲しいです。
    インスタでもマキヤさんの文章読めて嬉しいなあと呑気に思っていたのですが、読めるうちにちゃんと読んでおこうと思いました。
    長文失礼しました。

    • マキヤ より:

      いつもコメントありがとうございます。うれしい
      インターネットは永遠じゃないんです、残してるところの方が少ないくらいで、僕もサーバー代払わないとこのブログもすぐ消えます。

      ここだけの話なんだけど3つの日記がまもなく同じ日に投稿されます。

      たまに投稿するので読んでください!ありがとうございます。

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